チョリンの日記

思い立ったが吉日

突然の旅の終焉

突然ですが、15日目の道の駅『岩城』でこの旅は終わりを迎えることになりました。投稿者はこの地で自殺を図りました。

 

この旅日記の投稿は、はてなブログの予約投稿システムを利用して前日の旅の行程を翌日の昼ごろ自動的に投稿されるようにしてきました。だから、今このブログを書き込んでいる実際の日時は7/25の夜になります。つまり、この投稿がされた時点で投稿者はこの世にいません。命日は7/25(結果的に7/26になってしまう)になるワケです。

 

 

元々そういうシナリオで旅に出ました。人生に絶望したとか、そういうことではありません。たまたま仕事を辞めることになったことで働く意欲も無くなり、自分の好きなタイミングで人生を終わらせたかっただけのことです。だから悲しむことではありません。その場所として北海道を選んだつもりでした。

 

自殺の方法は、切れ味鋭い刃物で足の付け根の動脈を切ります。仰向けに寝て骨盤の出っ張った部分の内側を触ると、皮膚に近い部分で脈打つ血管が分かると思います。そこを切れば、数分後には失血死となるハズです。

 

初めは首の頸動脈にしようと思いました。脳への血流が断たれれば15秒くらいで意識がなくなり死亡するそうですが、頸動脈は太い血管です。かかりつけの医院で血管の模型を見たことがありますが、頸動脈はガスレンジのガスホースを切るより力がいるかもしれません。失敗すればただ痛いだけで苦しい時間が続きます。

 

たまたま愛読書の『青の炎』の中に、「喧嘩するときは相手の足の付け根をナイフで狙う」みないな記述を読んだことがあり、この発想に至りました。

 

首吊りとかだと上から下からいろいろ出てしまうようで汚いし、何より発見された時に吊られている状態から降ろすのがが大変だと思いました。どこから飛び降りるにしても電車に飛び込むにしても、グチャグチャとか賠償問題とか付きまとうと思います。だからやっぱり足の付け根がベストだという結論に至ったワケです。

 

 

ところが、北海道に上陸して2日目か3日目の夜にリアルな夢を見てしまいました。まさに自分がやろうとしていた行為で、刃物の先が足の付け根の体内を動く感覚があり、やがて出血と共にだんだん意識が遠のいていくのです。自殺をシミュレーションするという予想外の出来事でした。それ以来、死ぬのが怖いのではなくて、あの刃先が体内を移動する感覚が嫌で躊躇っていました。

 

そのうちに北海道一周だけは成し遂げようという気持ちが強くなり今日に至ります。売値よりローンの残りが多い車を汚すのも気が引けるので、どこかよい場所はないかと探していました。今日行った千畳敷も良かったと思いますが、その時はとりあえず車は横浜に戻そうと思っていました。

 

しかし、この道の駅『岩城』は、あまりにも都合の良い場所です。夕陽は海に沈むし、夜は眩しい照明が近くに無いので星は見えるし、連休最終日ということもあり誰も来ない所で酒盛りは出来るし。酔っ払った勢いで足を切るにはちょうど良かったのです。

 

ハッキリ言って、やるタイミングはその日の気分です。一歩間違えば車中泊の車内で…という場面が2〜3回はありました。その時実行しなかったのは、先程述べた北海道一周の野望です。北海道ロスとなった今、躊躇う理由は無くなってしまったのです。

 

 

旅に出る前から続けていた断捨離はこの為でした。車のローンが精算出来なかったのは心残りですが、せめて部屋だけは片付けておこうと思ったのです。だから今帰ったところで生活は成り立ちません。実家の家族宛に銀行口座や部屋の契約状況なども書き置きしてきています。これは最低限の義務だと思っています。

 

 

実行する前に、誰も来ないのをいいことに久しぶりに外でオナニーしてみました。今回の旅に出てから初めてですが、こんな状況でも勃起するものなのかと自分でも呆れてしまいました。

 

セックスする相手とか、それこそ妻子がいたら自殺はしなかった確率が高いと思います。孤独を好んできた自分だからこその結果かもしれませんが、それはそれで仕方のない事だと思います。この旅に出たおかげで、本当に思い残すことが無くなりました。これはとてもありがたい事ではありませんか。もし神様がいるなら、その事に感謝致します。

 

では。

 

 

 

 

 

 

10分くらいためらってから切った。だんだん寒くなってくる。そりゃそうだ、体温うばわれるから。結局飲み過ぎたせいで脱糞してしまった。かっこわるいなー。

 

たぶん20分くらい経つけど意識がハッキリしたままなので、ついでに頸動脈も刺してみた。またこんなメッセージ打つ余裕があるってのはどうゆうことなんだろ。とりあえず一服しながら笑って寝るとしよう。

 

 

寒くて寝られない。これは出血ではなく風が冷たいからだ。おかしいと思って傷口を触ると、血が大きなゼリー状に固まって止血している。ズボンの濡れ具合からして足の方はそれなりの出血だと思うが、頸動脈は刺したときはドクドク出るがすぐに止まる。人間の体って凄いな。

 

だんだん切ったり刺したりが嫌になるが、明るくなってこのまま発見されるワケにはいかない。立ち上がってみると、当たり前だが物凄い立ちくらみがした。2,3歩あるくと倒れる。座っている分には平時よりやや貧血ぎみな感覚。なんとか歩いて車に転がり込んだ。この時点で日付は26日へ。

 

朝になってだいぶ人が動き出したので、下手に見つかる前にまぁ綺麗な左足をやる。今度は血管に沿って縦に切る。あわよくば血管を取り上げて完全に切断しようかと。あと、今日もあつそうなので窓を閉め切って熱中症の伏線もつくっておく。さらに、インナーウェアの袖で首を縛っておこうかな? 窒息しないまでも落ちてくれた方が楽だから。

 

ということで、続報がなければ死亡です。

現在、7/26(月) 07:18

 

 

 

15日目 北海道ロス

前日に青森行きのフェリーに乗ったら、そのまま全線高速で一気に自宅まで帰るつもりだった。距離的には一日で帰れるが、途中で車中泊することになるだろうから帰るのは4連休最終日になる。時間帯によっては大渋滞が待ってる可能性大。そこまでして早く帰りたいとは思わないので、せっかくだから龍飛岬まで行ってみようかと。青森はたぶん北海道以上に来る機会が無いと思うので、津軽半島津軽平野を目に焼き付けていこうかと。

 

とりあえず下北半島西側を南下。野辺地を抜けて、下北半島津軽半島の間にある夏泊半島へも行くことに。これがあっという間に周れてしまう。まだ感覚が北海道のままだ。言っちゃ悪いが、夏泊半島なんてただのコブみたいなもんだな。でも、北海道でずっと左に海を見てきたからか、右手に見える海が何か新鮮。

 

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夏泊半島先端の大島を望む。

 

 

青森市内を抜けて国道280号線に入る。地図で見るとバイパスらしき広い道と、海沿いを走る道。どちらも280号だったので海沿いを走ることにした。これがまた変な道路で、確かに龍飛岬の行先表示はあるのだが延々と港町を抜ける様な両側に民家が建ち並ぶ狭い道。何でこれが国道なの? って感じ。その後バイパスが合流してきてからは景色が開けて道幅も広くなる。また北海道感覚が戻ってきたが、壮大とか雄大というよりはのどかな感じがする。

 

もっと変な道はコレだ!

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階段国道。噂には聞いたことあるが、一度見てみたかった。正直これ目的で龍飛岬を目指したのもあるんだけど、やっぱりなんか笑える。

 

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これが国道。見頃になった紫陽花の中をご婦人が歩いて上がってきて息をハァハァ切らしてる。なんか色っぽいというか、ちょっとエロかった。龍飛岬は残念ながら霧で真っ白。何も見えなかった。

 

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十三湖方面へ少し南下して山を登ると、雲の上の眺望台があった。龍飛岬方向を望むと分厚い雲が、これじゃ何も見えないハズだわ。

 

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西側は晴れてて、遠くに小泊岬も見える。

 

にしても、津軽半島はコンビニも自販機も無いところだなぁ。

 

 

日本海沿いに南下して道の駅『十三湖高原トーサムグリーンパーク』で一服。ちょうど津軽平野が始まるあたり。展望台があるので昇ってみよう。

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津軽平野が遠くに広がる。たぶんこの先こんなもんじゃない景色が待ってるハズ…

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んー、イマイチか?

 

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展望台の2階部分からの滑り台、楽しそう。どうりで小さい子供を連れた家族げ多いわけだ。

 

 

道の駅を出て『コメ・米(マイ)ロード』という道を走ってみる。両側に田んぼが広がる真っ直ぐな道。北海道では畑ばかりだったので、これはこれで気持ちいい。田植えの時期に水田が広がっている状態で走ってみるのも良さそうだ。途中のスタンドで11回目(だったかな?)の給油をした。

 

しばらくして直線道路に飽きて平野を横切るように日本海側へ向かってみるも、イマイチ道がくねくねして方角がわかりづらい。結局、鯵ヶ沢を目指して日本海に出た。気温30℃超え。走ってても暑いだけなので、千畳敷で海を眺めながら風に当たってきた。

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こんなところまで車で入れる。

 

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まあ、別に大したことのない岩場の風景だ。

 

あとは男鹿半島を回ったら秋田あたりからサクッと帰るかなー、なんて思ってる(この時点では…)。新潟の柏崎から由利本荘の手前までは日本海を北上したことあるので、一応自分の中では北陸と東北は制覇した感がある。これ以上行くと日本一周しかねないからな。

 

 

千畳敷を出てから何かおかしいと自覚した。走りながら考え事をしたりして、大して景色も見てない。ただ淡々と走り続けてる。気付いたら男鹿半島を通り越してしまう始末。これはアレだ、北海道ロスってやつ? 何かこう脱力感にも似た喪失感がある。

 

後から思えば、十三湖の道の駅から見た津軽平野の景色に感動しなかった時点でこの旅は事実上終わっていたのかもしれない。このままとっとと横浜まで帰ろうかと思った。そんな矢先に陽が傾きかけた日本海が見えた。低いところに雲はあるが、水平線近くに雲は無い。最後の夕陽が日本海に沈むのを眺めてから帰ることにしよう。

 

と、いうことで、旅の総決算は由利本荘市の道の駅『岩城』で一風呂浴びてから、贅沢ヱビスをやりながらの日没鑑賞となった。

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15日目の移動距離 : 508.5km

走行距離トータル : 5,790.5km

 

14日目 北海道最終日

なんだかんだで二週間か。北海道に入ってから数えても既に10日目… だっけか? とりあえず最後の先っちょ、地球岬へ向かって走り出す。36号線は苫小牧市内から濃い霧に見舞われる。視界は150m程度か。所々明るくはなるが、その霧は一度も晴れることなく地球岬まで続いた。

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残念だねぇ…

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一応、幸福の鐘を鳴らしといた。

 

室蘭という街は独特の風情があるように感じるな。室蘭駅近くに飾られたD51を見てなんとなくそう思った。地球岬で東寄りの風が吹いていたのでこの先の天候回復を期待しながら洞爺湖へ向かったが、湖畔を一周する間に一瞬だけ陽が差しただけであいにくの曇り空が続いている。

 

 

太平洋側に戻って国道37号線を函館方面へ。途中の長万部の手前辺りだったか、海沿いを室蘭本線と並走する長い直線道路で荷物満載のバイクとすれ違う。北海道に上陸して間もないバイカーだと勝手に決めつけて、「まだまだこれからだぞ、こんなもんじゃないぞ!」と心の中で呟いた。自分も他所者のクセに何言ってんだか。

 

長万部には国道5号線のバイパスが出来ていたが、旧道で長万部駅前を通ってみた。駅前の角のお蕎麦屋さんまだあったな。北海道ツーリングで函館駅から走ってきて、このお蕎麦屋さんの前で休憩した覚えがある。初めて来た時はココまでですら長く感じたもんだ。

 

そのまま5号線を走り、函館まで残り50kmを切った森町で給油をしてから国道278号線へ左折。海沿いに恵山方面へ最後の寄り道をしようと思った。函館へは更に50kmほど遠回りになるが、5号線が混んでいたこともあってもう一度北海道らしさを堪能してからフェリーに乗ろうかと。尚、この時点で "北海道らしさ" というのは、景色よりハイスピードドライブに変わってたりして。

 

 

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函館に近づくにつれ天候も回復し、函館の市街地と函館山が幻想的にモヤの中に浮かぶ。海は穏やかなので欠航は無さそうだ。

 

市街地に入ると交通量が多くてウンザリ。そこは我慢しながら函館山の麓まで行って、路面電車の軌道を跨いだり函館山のロープウェイのワイヤーをくぐってからフェリーターミナルへ。函館駅の裏の赤レンガ倉庫あたりは思ってたより観光客はまばらだった。一応みんな自粛してるのかね。

 

 

昨夜フェリーの予約はしなかった。というか、Web予約は翌々日以降の乗船になるのだが、気付いたら0時を回ってたのでやめといた。10%の割引が無くなってしまったが、道内で更に宿泊を重ねるとそれ以上の出費になってしまう。函館フェリーターミナルに着いたら、大間行きでも青森行きでも空きがあれば乗ってしまおうと考えた。

 

で、フェリーターミナル到着。何も調べないで行ったのでまずは時刻表を確認しようとしたら、ちょうど大間行きの乗船開始時間だった。えっ! と思ってカウンターで聞いたら乗れるらしい。…ということで、バタバタな北海道とのお別れとなる。

 

北海道滞在時間は丸々9日間(足掛け10日)で、道内の走行距離は約3,855kmとなる。

 

 

何も考える暇が無いまま乗船してしまったので、船の中であれやこれやと後の祭り的な事を考えてしまった。

 

まず時間的な事。大間までは1時間30分で青森までだと3時間40分。その差2時間10分だが、大間ターミナルから青森ターミナルまで陸路を走ると約3時間。トータルで青森行きのフェリーの方が50分早くて体も休まる。

 

次に料金的な事。フェリーの差額は青森行きの方が約4,800円高い。大間〜青森間の陸路が約150kmなので、最近の燃費と相場から計算してガソリン代は1,500円かからない。それを差し引いてもフェリーは大間までの方が3,300円以上安くなる。

 

普通に考えたら3,300円余計に払って青森行きだろ。調べてみたら大間行きは1日2便しかないが、青森行きは0:30発から22:05発までの1日8便もある。函館山の夜景は行かなかったと思うが、函館市内で少しノンビリしても良かったな。たまたま大間行きの出港時間に着いてしまったのがマズかった。運が良いんだか悪いんだか… そんな事を往路より波が高い船内で考えていたら、危うく船酔いするとこだった。

 

 

大間到着。最後に乗ったから下船もビリ。

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青森側は深い霧に包まれていたが、北海道に渡る前にお預けしていた恐山に向かってみる。県道4号の山道は一応ほぼセンターラインがあるが、勾配も急な所アリでこれがまたなかなかのテクニカルコース。路面にあまりタイヤ痕が無かったので攻めてる奴は少なそうだが走りがいはある。

 

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三途の川を渡ってやったぜ。

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宇曽利山湖に続く何か。その昔桟橋のようなものでもあったのだろうか?

 

到着したのがちょうど日没時刻で、薄暗さが雰囲気を出す。水はとても綺麗だった。霊場といっても奥に温泉場もあるのでそんなに仰々しい場所ではない。

 

 

さて、これからどうするか。何も考えずにフェリーに乗ったので、下北半島の道の駅の少なさとかすっかり忘れてた。暗くなってしまったが道の駅『よこはま』までは行ってみることに。

 

来るときビビりながら踏んでたアクセルも今じゃしっかり前車について行けるようになっている。北海道恐るべし。っていうか、真っ暗な直線道路を先頭で走りたくないので絶対に離されないように走るしかなかった。

 

横浜町から見る満月もまた格別だ。

 

14日目の移動距離 : 514.9km (フェリー区間除く)

走行距離トータル : 5,282.0km

 

13日目 ダルダルな消化試合

また夜中に目が覚めた。お腹の調子がよろしくない。出発早々に次の道の駅に寄るハメになった。『むかわ四季の館』は駐車場も広くて設備も綺麗。温泉もあって、しかも朝風呂まで入れる。ただし朝風呂は5〜7時だけで、受付は6時半まで。こっちの方が良かったかな。

 

襟裳岬を過ぎてからやっつけ仕事的な雰囲気が出てきたので、ここは海岸線を走るだけじゃなく内陸の占冠や夕張まで足を伸ばそうかと。とりあえず最終的には函館まで行って北海道一周は成し遂げる。…つもり。函館山からの夜景で締めくくるのも悪くない。ただ、飽きてきて苫小牧あたりからフェリーに乗りたくならなければいいんだが。

 

 

鵡川から川沿いの道道を走って占冠村を経てから夕張市へ。かつて前代未聞の財政破綻した街は今も活気が無い。夏休みで連休だというのに観光客はほとんどいないし、観光客を誘致するような取り組みも行われている様子はなかった。そもそも人影がないし、曇天も手伝ってか暗いイメージが拭えない。唯一、歩道橋に書かれていた『スポーツ交流の街 夕張市』の文字が「あー、なんかやり始めてるんだなー」と思わせてくれる。

 

夕張市から峠を越えて隣の栗山町に入るとなだらかな丘陵地に畑が広がる。天気も晴れて夕張とは180°イメージが変わった。フト「もう富良野に近いのかな?」なんて思ったが、地図を見たら富良野夕張市の反対側だ。ちっ。

 

そのまま岩見沢から国道12号線に入り、美唄市を北上する。ここには日本一長い直線道路がある。30kmくらいだったかな? …っていうか、実は知らずに来てたまたまそういう看板を発見した。交通量が多く平坦な道なので走っててもあまり面白くない。ずっと北上を続けると滝川を経由して旭川か留萌に出てしまう。二周目に突入するのもアレなので適当にUターンして札幌方面へ向うことにした。

 

ただ戻っても面白くないので国道の西側を並走する道道921号線を南下。こちらもずーっと真っ直ぐな道。車が全然走ってない。しかも両側に畑が広がっている。街中を走る幹線道路みたいな12号線より100倍気持ちいいじゃないか。ただ、道は真っ直ぐでも『止まれ』や路面のギャップがあるので要注意。

 

国道12号線に戻ったところに健康ランドを発見。まだ午後の早い時間だけど、体調もイマイチなのでゆっくり休んでいくことにした。なんか今日はダルダル。風邪でもひいたかな?

 

 

寝たのか寝てないのかわからないくらいに寝っ転がってから健康ランドを後にした。苫小牧方面に向かって道の駅『サーモンパーク千歳』に向かう。ここは北海道で一番トイレが綺麗と噂の道の駅。行ってみるとほぼ満車状態で、ソーシャルディスタンスどころではない賑わい方だった。トイレを見るまでもなく駐車場内を素通りして次の道の駅『ウトナイ湖』へ。

 

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ウトナイ湖』自体は雰囲気のある落ち着いた道の駅。到着すると一番良さそうな場所がポツンと空いている。今日一のラッキーだったかもしれない。

 

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建物の裏は徒歩0分でウトナイ湖。出口の脇には芝生にベンチと、自然豊かで憩いの場そのもの。

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問題は立地だな。場所は新千歳空港の南側で、滑走路のほぼ延長線上にある。この時期の風向きだと離陸機が頭上を飛ぶことになるのかな? 更に、苫小牧経由で札幌と室蘭を結ぶ国道36号線の直線部分に面していることもあり、交通量や騒音はそれ相応。今日は戦闘機が飛んでないだけマシな方らしい。国道を渡ったすぐ向かいにローソンがあるのは便利だけどね。

 

結局今日はウトナイ湖しか写真撮らなかったな。そんなに良いルートではなかったか。あとは、そろそろ帰りのフェリーの事を考えないと。台風に発達しそうな熱帯低気圧がこちらに向かってくるので、あまりノンビリしていられない。ルート検索してみると、内陸に寄り道しないで海沿いを走れば函館港まで350km。もう明日中に函館入り可能な圏内にいる。

 

13日目の移動距離 : 373.6km

走行距離トータル : 4,767.1km

 

12日目 運転にストレスなし

静かな夜でよく寝られたせいか、今朝は早起きした。今日から連休ということもあって早めにスタートしようかと。地図を見てなんとなくの位置関係を把握してからナビを使わずに走り出す。まずは北上して朝霧の中を北見市内へ。

 

北見市街から国道39号線、いわゆる北見国道を西へひた走る。空いていたのであっという間に石北峠。道路脇の僅かな草地にテントを張っているバイカーがいた。今朝はかなり冷え込んだのに、こんな場所にも物好きがいるもんだ。

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大雪山まで行かずに手前で273号線へ逸れ、三国峠を経てそのまま帯広方面へ南下。この道は景色はイマイチだがなかなか気持ち良かった。特に三国峠を越えてからは下り基調でクセのない高速コーナーとさほど長くないストレートが繰り返され、走ること自体が楽しい道。もっとパワーのある車だったら逆方向の登りも攻めたみたいもんだ。

 

そのまま糠平、上士幌を抜けて道の駅『ピア21しほろ』で休憩。山を下りてきてから霧雨が続いてるのが少々残念。この時点で既に200km以上走ってた。しかもまだ朝の7時半過ぎ。今日は長い一日になりそうな予感が…

 

 

その後東へ戻る形で白糠へ向かい太平洋側へ出る。途中の本別から白糠へ抜ける国道274〜392号線がまた気持ち良い。景色の変化はあまりないが、山あいの道は60kmほど信号も無く交通量も無い。そこで初めて気が付いた。北海道の最大の魅力ってコレなんじゃないかな? 追いついたら抜く、追いつかれたら譲らなくても勝手に抜いてくれる、常にマイペースで走れるからストレスを感じない。だからいつまで走ってても飽きないのかもね。免許取りたての頃に走った道志〜山中湖の国道413号線を思い出す。

 

そんなことを考えていたら、自宅の駐車場でリセットしたトリップが白糠手前で4,000kmに達した。

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太平洋側に出て襟裳岬方面に向かう途中で買い物を思い出した。普段ネットショッピングばかりだからこういう時に困る。少し大きめなイオンモールとかならどこでも買えそうな物だが、この先あまり大きな街が無いので一旦帯広市内へ向かうことにした。

 

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途中の看板に釣られて寄ってしまった『はるにれの木』。聞いたことはあるけど何なのかは知らなかった。な〜に、ただの木だったよ。

 

買い物を済ませたら帯広市内をぐるぐる回り(迷い)、襟裳岬方面に向かったつもりがまた東の方へ向かってた。結局、白糠にほど近い浦幌町に出ることになる。まあ、時計回りに北海道一周しようと思ってたから悪くはないが。

 

ひたすら国道336号線を走る。民間ロケット打ち上げでお馴染みの大樹町あたりで、もの凄い勢いでカッ飛んでくる対抗のバイクが来た。と思ったら、もっと凄い勢いで追いかけてる覆面パトカーも来た。ここ一般道だぞ? って言いたくなるレベル。逃げてるのか気付いてないのか知らんが、怪我する前に停まった方がいいぞ。

 

 

長らく停める場所もなく走り続けて、とうとう黄金道路にさしかかるところまで来てしまった。この辺で既にいい時間になってたが、襟裳岬に近づくにつれ天気が良くなってくる。前回の北海道ツーリングの時は霧で真っ白だったので、多少無理をしてでも今日行っておくことにした。ちなみに前回の天気は、襟裳岬の東側は雨で西側は快晴だった。とりあえず岬さえ晴れていてくれればいい。

 

黄金道路は襟裳岬の東側の海岸線を走る国道336号線。悪天候だとモロに波を被ることもあるくらいの、断崖絶壁を削って洞門にしたような場所がいくつもあった。ツーリングの時は雨だったこともあり一番の難所と化していた。が、今はほとんどが長く綺麗なトンネルになっていて走りやすくなっていた。

 

あー、そういえば、あれだ。海岸線の新しいトンネルはほぼ全部と言っていいくらいトンネル内でカーブしていて、しかも路面は濡れている。そこをみんな飛ばして走るもんだから、結構クルマが汚れます。

 

 

襟裳岬に到着。根室でも思ったことだが、国道から岬へ逸れる道からの景色が素晴らしい。こんなとこにも人が住んでるの? ってくらいポツリポツリと地元漁業者らしき民家が点在して、すぐそばは緑の丘になってたりする。しかも民家のすぐ先は断崖絶壁だったりして。なんか日本じゃないみたいだ。

 

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懐かしい… という気持ちにならない。前回はあの灯台すら見えなかったから。その代わり、白い世界の中で何度も霧笛の音を聞いた。あれは霧が出てないと鳴らさないからね。んー、得したような損したような。

 

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はは〜ん、こういう場所だったのか。と感動しながらフト左下を見ると…

 

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なんだよ、まだ先があるのか?

 

で、降りてみるとココが先端。

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と思いきや、左を見ると…

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なんだよ、まだあるのか。べつに北海道最南端とかじゃないから、どーでもいいんだけど。

 

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結局行ってみたりして。一応コンパスで確認して、ココが一般客が入れる一番南側でした。

 

 

さて、ここからどうするか。襟裳岬まで来る予定じゃなかったので先の事は考えてなかった。しかもこの辺は道の駅あまり無い。襟裳岬の西側だと、60km先の『みついし』か100km離れた『サラブレッドロード新冠』。更に45km走れば『むかわ四季の館』がある。とりあえず新冠の手前の静内温泉に寄ってから決めることにした。

 

静内温泉は透き通った茶色のお湯で、入ると肌がヌルヌルする。アレ好きだな。建物も綺麗で駐車場も広かった。ただ、国道から1kmくらい入っただけなのに俺のソフトバンクは館内でも所々圏外だった。繋がっても3G弱々って感じ。

 

結局、来る途中で見た『みついし』は混んでたので新冠で一泊することにした。流石にあと45kmは走りたくない。なんたって今日はほぼほぼ日の出から日の入りまで走り回ったから。おかげで、この旅で最長の一日700km超え。全部一般道でこんなこと出来るのは北海道だけだろな。

 

12日目の移動距離 : 717.1km

走行距離トータル : 4,393.4km

 

11日目 間違いだらけの記憶

今回の旅に出てから始まった晩酌。初日は350mlのビール1本だったのが、徐々に増えて昨夜は500×2+350になった。無駄使いという罪悪感が翌朝になって襲ってくる…

 

さ、今日も道東を走ります。天気予報を確認して、コンディションが良さそうな午前中に釧路湿原を眺めてこようと釧路湿原展望台へ。

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あれ? 来たかったのはココじゃないぞ。何も考えずにナビを設定したのが間違いだった。ココは湿原の西側で、しかも展望室へ上がるのは有料だ。調べ直して釧路湿原の東側にある細岡展望台へ向かうことに。釧路市内に戻るついでに7回目の給油とタイヤの空気圧も調整していくことにしよう。

 

細岡展望台の駐車場から歩くこと300m。

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あー、そうそう、ココだよ!

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昔来たときは手前の木々がもっと低くかったのか、湿原全体がより広く見えた気がして少し期待外れ感がある。というか、壮大な景色ばかり見慣れてしまっているのかな。何となくそう思った。走りながら思わぬ景色に遭遇したときの感動に勝るものはないのかもしれない。

 

 

軽い失意の中、急に阿寒湖に行きたくなった。マリモッコリの故郷ね。少し遠回りして標茶弟子屈に寄り道することにする。標茶には喫茶店『ぽけっと』があって、仕事中にいつも聞いていたニッポン放送の『うえやなぎまさひこ あさぼらけ』では有名なお店。ママさんが番組によく投稿してるので、リスナーが北海道に来た際は来店することが多いらしい。

 

だが、ぽけっとに着いたのがちょうど12時頃。しかも駐車場は無さそう。昼時の忙しい時にラジオ談義をするのもアレだし、標茶駅前の駐車場に車を停めて炎天下を歩くのもキツかったので、結局寄らずに素通りしてしまった。ちなみに、うえちゃんが昔やってた番組で紹介された名護市のブラジル食堂には沖縄旅行の度に寄っている。

 

その後、北海道ツーリングの時に立ち寄った弟子屈駅にも行ってみた。が、なんと、駅名が摩周駅に変わってるではないか。なんだかまた一つ思い出を奪われた感があり、調べてみたら1990年に改名したんだとか。あれ? おかしいな、ツーリングで来たのは1997年だぞ。自分の記憶のいいかげんさにつくづく呆れてしまった。

 

ついでに記憶間違いをもう一つ。前日に行った野付半島について。ジョディ・フォスター主演の映画『コンタクト』の中で、異星への移動装置の予備機が極秘のうちに野付半島内側に建造されていた。…と思っていたのも間違いで、調べてみると知床半島東側に突き出た架空の岬の内側だった。あの映画見て野付半島に行きたいと思うようになったのに、なんだかなー。野付半島に着いてからそれを調べてしまったので、真実が判ったときは非常に残念な気持ちになってしまった。

 

 

気分直しに道の駅『摩周温泉』に寄ってみると、とても綺麗で居心地が良い。外に無料の足湯があり、新たに増設されたと思われる綺麗なトイレには赤ちゃん用の紙オムツの自販機まであった。空き缶やゴミも捨てられる。でもまあ、ゴミはなるべく持ち帰りましょう。

 

そして阿寒湖へ。今度はちゃんと調べてから出発して、高台に位置する阿寒湖畔展望台に行ってみた。途中の国道241号線の峠も結構楽しめた。

 

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展望台は凄い急斜面にポツンとベンチが二つ。実はここ、阿寒湖畔スキー場のゲレンデ内。途中までは車で登れるのでそんなに大変じゃなかった。

 

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少しガスってるのが残念だけど、森林の向こうに見える阿寒湖と雄阿寒岳のコラボが素晴らしい。

 

 

今日は早々と道の駅を探して、一番近い『あいおい』へ。ここは旧国鉄相生駅だったんだとか。駅舎を改装したカフェとか列車を改造したライダーハウスがある。ライダーハウスは無料で利用できるらしい。もちろんライダーのみだが。

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到着したのは15時台、まだ日差しも強く30℃近くある。車の中にいられそうもないのでどうしようかと考えたが、正直もう走る気分じゃない。しばらく外の木陰でのんびりしてから車に戻ると、意外にも気持ちいい風が抜けてくれて居心地が良いではないか。先ほど阿寒湖畔のコンビニで買った缶ビールを冷たいうちに開け、その瞬間に本日の行程は終わった。

 

ココは屈斜路湖や美幌峠といった有名スポットを回避するルートにあってか、車中泊で利用する人が非常に少なくて快適。今日はライダーハウスを利用する客もいないようだし、駐車場の照明も少いので静かな夜を過ごせそう。空が晴れて星が見えれば言うこと無しだか、残念ながら曇り予報。

 

なんだかんだ気分が上がらず、今日は250kmも走らなかった。たまにはそういう日があってもいいだろう。順調にいけば、この旅も明日で4,000kmを超えることになりそうだ。

 

11日目の移動距離 : 245.5km

走行距離トータル : 3,676.2km

 

10日目 圧巻の道東

昨夜は飲み過ぎたせいか夜中に目が覚めた。周りが寝静まってるのをいいことに真夜中の一人足湯。これ、ちょっとクセになりそう。

 

さあ、いよいよ今日から大好きな道東エリア。どこを走っても北海道らしい雄大な景色が楽しめる。あいにく雲が多い天気だが、寝所ににした札弦は何処にでもアクセスしやすい。とりあえず中標津方面へ向かい、道すがら裏マシューへ。

 

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摩周湖展望台からの眺め。阿寒摩周国立公園はこれくらいにして再び中標津へ。

 

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途中で山肌にデッカい『牛』の文字が! …と思ったら、この辺りは養老牛という地区らしい。たしかに牧草地が多く、だんだん両側に畑も広がってくる。それがまた広大な土地で、道も広くなってどこまでも真っ直ぐだったりする。

 

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そして開陽台へ。ここからの眺めはWebで検索するか、直接自分の目で確かめてください。それくらい壮大でスマホのカメラじゃ手に負えない。

 

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ここに来て初めて自販機のHOTに出会す。晴れていたら夜中に来て、暖かいコーヒーでも飲みながら360°の満点の星空を眺めたいものだ。

 

 

一路海へ戻る感じで標津町へ。知床半島はパスした形になるが、半島を横切る知床峠はバイクで楽しんだので行かなくても良いかと。それに、知床半島は先っちょまで行けないので。それよりも今回行ってみたかったのは野付半島。知床と根室の間にあり、泊湾に突き出ていて両側が海の細く湾曲した半島だ。国後島がすぐ近くに見えるポイントでもある。

 

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まずは野付半島ネイチャーセンターの駐車場に車を停めてトドワラまで行ってみようかと。有料のトラクターバスなるものでも行けるようだが、ここは自分の足で歩いてみる。

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道は一人分の幅で両側に草が生い茂る。路面は少々凸凹しているが平坦なので薄底でなければ普通のスニーカーでも苦にならない。トド松が点々とする寂しげなトドワラまでは少し早足で20分かからなかった。

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こんなとこまで来ちまったよ…

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駐車場に戻ってから更に半島の先っちょを目指すが、車では灯台手前までしか行けなかった。

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すぐ脇の駐車場から長い望遠レンズのカメラを担いで歩いて行く強者もいた。ここは野鳥観察のメッカでもある。

 

その駐車場で神戸ナンバーのハーレーに乗った年配の夫婦に声をかけられた。それぞれハーレー、奥さんもライダーだ。聞けば京都の舞鶴からフェリーで渡ってきたとのこと。別れ際に自分の口から自然と「良い旅を!」の言葉が出た。バイクで来たときはそれが合言葉みたいなもんだったよな。やっぱり北海道は特別な場所なのかもしれない。

 

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陸地に戻る途中で突然霧のようなものが立ち込める。海面から水蒸気が昇っているようで幻想的。海抜3mで雲の中を走るとは思わなかった。

 

 

野付半島でだいぶのんびりしてしまったので、この後どうしようかと… 少し迷ってから根室を目指すことにした。日本最東端の地、納沙布岬へ。時間的に今夜は根室半島のどこかで、っていう可能性が高いので途中の根室市内で買い出ししてから向かう。

 

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最東端の碑。そこから300mくらい先の灯台へ

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灯台の裏側は立入禁止になってたが、たしかに遊歩道らしき跡はある。25〜6年前に会社の慰安旅行で来た時はまだ入ることが出来たハズ。下の岩場まで行って一番東側の岩に飛び移ったときに足を滑らせズブ濡れになった。ホントにアホや。

 

陽も傾いてきてフト思った…「もしかして今、日本で一番太陽から遠いんじゃね?」 が、しかし、意外にも地元横浜とは日の入り時刻が3分早いだけ。調べてみたら、なんと根室より千葉の銚子の方が1分早く陽が落ちるではないか。夏場は北寄りに太陽が沈むので、北東方向に長い北日本ではそうなるらしい。ふ〜ん、て感じだな。その代わり、日の出はやはり根室の方が45分くらい早い。

 

この時点で夕方4時を回ってたのでどうしようかと、道の駅を探すもこの辺りはあまり無い。昨夜は熱帯夜っぽかったし、トドワラで歩いたときもいい汗をかいたので温泉にも浸かりたい。ならば、ということで霧多布を目指すことにした。

 

来る時は根室半島の北側を走ったので、なるべく南岸を行くことにした。途中何度か根室本線の踏切を渡り、道道142号の北太平洋シーサイドラインを走った。この道がまた素晴らしい! 山あいのワインディングから牧草地や海岸線まであらゆるシチュエーションを走るような道で、北海道を全て集約しているようなルートだった。途中、路肩でのんびりするキタキツネにも2回も会ったし。

 

 

『霧多布温泉ゆうゆ』に行く前に霧多布岬へ。

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北海道ってホントにケタが違うんだよ…

 

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早く温泉入りたくて灯台までは歩かなかったり…

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それにしてもさすが霧多布岬、霧が凄い。撮った写真を見て「電線が邪魔だなー」なんて思って撮り直そうとしたら、あっという間に霧で真っ白になった。

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温泉でリフレッシュしてあと、このまま駐車場で寝ようかと思ったけど、道の駅『厚岸グルメパーク』に行くことに。どうせならコインランドリーも…と思って検索すると、車で15分くらいの茶内駅近くに一つある。Googleマップストリートビューには写ってないので新しく出来た店だと期待して行ってみた。

 

薄暗くなってからサバンナみたいな原野(あとで調べたら霧多布湿原だった)が広がるところを抜けて走ることしばし。

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へへへ、大正解! 少量40分コースが800円。やはり靴下が生乾きで、靴下のみ乾燥10分で+100円。金額的には前回と変わらない。今夜は身体も洗濯物もリフレッシュしてから寝られるのだ。

 

10日目の移動距離 : 388.6km

走行距離トータル : 3,430.6km

9日目 あての無いオホーツク道

やはり早いな、浜頓別の今日の日の出の時刻は4:01だった。ここは北緯45度07分、東経142度21分。これが知床まで行くと3時台になる。3時には東の空が白み始め、3時半頃には朝焼けが始まることになる。日本は縦にも横にも長いのね。

 

走り始めて思った事。ずっと最北の地を目指していたせいか目標を失った感が否めない。それに、走る方角が変わったため日差しの入り方も風向きも違う。特に風は昨日まで左側から受けることが多かったので、無意識にハンドルを左に修正しながら走ってた。それが今日は右からの風なのでフラつくことも多々ある。ここは気分転換も兼ねて洗車でもするか。虫だけでなく、白い道のおかげでタイヤも真っ白だ。

 

とりあえず紋別サロマ湖・網走とオホーツク海沿いを南東に走る。一つの目標を達成したとはいえ、まだまだ行きたいところは沢山ある。北海道は本当に広いのだ。いや、広過ぎる。

 

そういえば、宗谷岬から東側に入ってバイカーの数が極端に減った気がする。夏休み前だからか道内ナンバーが多いのもあるけど、団体様も少ない。年配のタンデムツアラーが多いのも特徴的だ。北海道の夏はまだまだこれからと言ったところか。

 

 

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この縮尺に騙される。近いように見えて、これで130km以上走るのだから。でもまあ、その距離を一般道で2時間ちょっとで移動できるのも北海道らしいところ。

 

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それから、これこれ。道内は道の駅でもゴミ箱が無いところが多い。自販機はあっても空き缶は捨てられなかったりする。そのせいかコンビニに寄ると大量のゴミを捨てていく人も少なくない。でも、都会のように自販機の足元に空き缶が溢れているようなこともないので、わりとマナーは守られている方かと。

 

 

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紋別にて。このデカいオブジェには見覚えがあるが、紋別には来たことがない。どこでも似たようなことを考える人がいるってことか。

 

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サロマ湖まで走って海側の先端近くまで行ってみた。今日は先っちょの灯台までは入れないらしいので、オホーツクの波打ち際に出てみる。砂浜に見えるのはとても細かい石の粒で、ちょっと歩きにくい。ここは、な〜んも無いところだ。湖の反対側にある展望台から今いるあたりを眺めてみようか。簡単に言うけど展望台までは44km。サロマ湖の周囲は90kmくらいあるらしいので、正に反対側だな。

 

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サロマ湖展望台に到着。国道からそれてしばらく行くとダードの狭い林道を3〜4km上る。林道から展望台駐車場までの500mだけ舗装路で、駐車場から展望台までは険しい階段を登らなければならない。以前ブラタモリサロマ湖の回の時、この展望台からのタモリさんの第一声が「すごかったねぇ」だったような… 、この事かと納得。

 

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さっきまであの辺にいた。

 

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知床方面の眺めも素晴らしい。

 

 

その後は能取岬へ向かうが、途中で能取湖畔に寄ってみる。隣のサロマ湖同様に汽水湖なので、海に面したところの開口部付近を目指す。

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ちょっとした丘陵地帯を抜けて行くのが気持ち良い。意外と穴場だったりして。写真の遥か彼方に見えるのが能取岬。一旦戻ってまた湖を迂回せねば。直線距離で3km弱だが、ぐるっと回って37km。

 

能取湖の東側は、海が近づくにつれ湖畔なのに林間コースを走るような楽しい道。海岸線に出ると視界が開け、断崖絶壁の上に立つ灯台が目に飛び込んでくる。一旦上ってから灯台へ下る道は右側の眼下になだらかな丘陵が広がる。ここも隠れた絶景スポットだよ。

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あとは網走市内を抜けて斜里町まで行けばオホーツク沿岸を走破したことになる。以前の北海道ツーリングでは道央から斜里に出て知床へ向かったので。しかし道の駅『パパスランドさっつる』へ向かう為、斜里町中心部の手前で内陸に。一応斜里町には入ってるので良しとしよう。

 

 

今日はここで終わらない。道の駅に行く前にコンビニに行こうとそれた道が良かった。清里町とか小清水町といった辺りだと思うが、両側に広がる麦と蕎麦の畑の中をどこまでも真っ直ぐな道が続く。しかもその道が適度にアップダウンしながら楽しませてくれる。夕暮れ近い時間だったこともあり、凄く雰囲気が良かった。

 

スタートからの喪失感とは打って変わって、後半は気持ちの良いドライブになり大満足。道の駅『パパスランドさっつる』も温泉はあるわトイレは綺麗だわで言うことなし。足湯がタダで浸かれるのも嬉しいところ。すぐ近くのホクレンで6回目の給油も済ませておいた。

 

9日目の移動距離 : 359.8km

走行距離トータル : 3,042.0km

8日目 壮大過ぎる道北一帯

昨夜は天の川がバッチリ見えた。ただ、真冬に清里で見た夜空の方が星が多く見えた気がする。やはり天体観測は空気が澄んでる冬ですな。

 

今日は一路日本最北端の地へ。内陸を北上するか日本海側を北上するかで迷った末、内陸を選ぶことにした。日本海オロロンラインはバイクでも走ったし、鰊御殿以外は何もない延々と続く海岸線でモロに横風を喰らう。北海道ツーリングのときは前を走るバイクが斜めになりながら直進しているのを見て、そこで初めて自分も斜めになっているのに気が付いた。それくらい横風が強い。前日の留萌を考えると軽のワンボックスではそれなりの覚悟がいる。しかもあの道はネズミ捕りもやってたりするからね。

 

昨日道の駅を探しながら走ろうと思っていた士別と名寄は飛ばして、美深から国道40号線に戻る。美深のあたりも最も好きな場所の一つ。ただただ真っ直ぐな国道とか、だだっ広い雰囲気とか、うまく言えないけど北海道らしさが溢れてる。キタキツネの親子にも会えた。そう言えば昔来た時はやたらと列車の駅に寄ってたけど、あれはまだ道の駅が少なかったからからかな。当時の写真は駅舎と一緒に写ってるものが多かった。

 

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途中で寄った朱鞠内湖。湖畔でキャンプもできる。

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ダム湖とあってか、ホントに水辺ギリギリにキャンピングカーを停めてる強者もいた。

 

 

音威子府駅に立ち寄ってから国道40号線日本海側へ。海までは出ないで稚内へ向かう。宗谷岬へ行く車は275号線からオホーツク海へ出るか日本海オロロンラインで北上するかのどちらかだと思った。ならば自分は内陸の道を…と改めてそう決める。日曜日ということもあり案の定40号線は交通量も少ない …というか誰も走ってない。信号も無い代わりに、コンビニはおろかトイレも自販機も無い道が延々続く。時々来る対向車とすれ違う瞬間に緊張しながら、小一時間走ったところで「そういえば音威子府を出たとき以来、左のドアミラー見てないなぁ」なんて気付く始末。延々と走り続けていても、その雄大な景色が飽きさせない。

 

サロベツ原野に近づいたあたりで牧草を運ぶトラクターとトラックに追いついた。前方が開けたところでトラックが追い越し開始。自分もそれに付いて、そのままトラックを抜かす。すると、いつの間にか追いついていた後続車2台も自分を抜き去る。一瞬にして5台の順番が入れ替わるなんてことも北海道ではままあることだ。

 

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宮の台展望台からのサロベツ原野の眺め。奥の方に広がる原野が勇ましい。天気はあいにくだが、むしろその壮大さを演出しているような気がする。それにしても南西からの風が強い。海沿いを走らなくて正解だった。まあ、最終的には海に出るのだが…

 

 

日本海に出たらしばらく走って野寒布岬へ。

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ここは立ち寄るだけにして、稚内市内で5回目の給油を済ませてから日本最北端の地を目指す。相変わらず18km/L前後をキープ。途中、宗谷岬の5kmくらい手前で『宗谷丘陵』なる看板を発見。そういえば少し手前から無数の風車が見えていたので、ちょっと寄り道してみることにした。

 

これが正解。いやいや、大正解!

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なんとも気持ちの良い場所じゃないか。ここでも天候に恵まれた。前回の北海道ツーリングの時の自分もそうだったが、多くの人は日本最北端の碑を目的地にして大変な思いをしながら走ってくる。だからその周辺は寄り道しようなんて考えないのかもしれない。いや待て、もしかしたら走ってるかも。どのみち天気が悪くて記憶には無いが。でも今日は来て良かったな、ココ。北海道で一番好きな場所になったよ。

 

が、しかし、道が途中で通行止め。そこから『白い道』の看板通りに脇道へ入ってみると…

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なるほど、白い道だ。白い砂利道かと思ったら、調べてみるとホタテの貝殻を砕いて敷き詰めてあるらしい。

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たしかに貝殻。再利用できない貝殻を観光に生かしているんだとか。実際この道はかなりアップダウンがあるのに自転車や歩いてる人もいたし、若い女性三人組が停まって写真撮ってる姿も見かけた。草原の向こうにオホーツク海、丘陵地に立つ無数の風車、緑の中の白い道、確かに映えるポイントではある。

 

 

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そして日本最北端の地、とうとうここまで来てしまった。朝は荒れてたようだが穏やかな海に迎えられて良かった。碑の更に北側は、前回の北海道ツーリングの時やったからもういい。

 

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すぐ隣にある歌が流れる碑。そういえば昔来た時、行く場所行く場所で歌が流れてた。函館の売店ではサブちゃん、襟裳岬では森進一、富良野ではさだまさし、ってな具合にさ。今はどうなのかな? あんまり観光施設寄ってないからわかんない。

 

 

ここからはまだ走った事のないオホーツク海沿い。道幅広く雄大な景色が広がる快適な道。少し南下して道の駅『さるふつ』へ向かう。ホテルがあって入浴だけでも大丈夫らしい。今夜はここで一眠り… と思ったけど風が強すぎる。海に面して陸側は何も遮るものが無い。すぐ近くには延々と広がる牧草地で牛を放牧してたり、ここで飼ってるんですか?ってくらい普通に野生の鹿の群れが草を頬張ってたりする。明日の朝、海から昇る太陽を期待して選んだのが裏目に出た。

 

仕方ないので風呂だけ入って30kmほど先の道の駅『北オホーツクはまとんべつ』へ。なに、北海道では30分くらいで着く距離だから大したことはない。

 

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北海道に来て2回目のロータリー。到着してみるとやや内陸寄りでクッチャロ湖に程近く、駐車場も広くて建物も新しい。風はあるが、もちろん『さるふつ』よりは穏やかなのであった。

 

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目の前にあっあ案内看板がやけにデカい。大した観光場所は無さそうだが、点々と表示されている『◯◯宅』ってのが何か気になる…

 

8日目の移動距離 : 367.1km

走行距離トータル : 2,682.1km

 

7日目 洗濯機と郵便局と丘

さあ、今日は洗濯だ。それなりに大きな街へ行けばコインランドリーはいくらでもあるだろうが、このご時世コロナ禍でオリンピック開催都市の札幌には行きたくない。ということで一番近い小樽市内で検索。最新鋭の機械で乾燥までしてくれるのがいい。

 

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向かったのは小樽市内にあるボンドランドリー朝里店。元々は喫茶店だった場所らしく、駐車場の台数が多いのも選択した理由。市街中心部だと駐車場が無いところも多いみたいだ。

 

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最新鋭。布団もバッチリ乾燥できるらしい。ウチの洗濯機は19年も故障知らずで頑張ってくれているのでコインランドリーなんて初めて利用したけど、特に戸惑うこともなく洗濯開始。洗剤も自動投入で少量コース(10kg)が40分で900円。これが高いか安いかよくわからんが、旅先で時間をかけずに乾燥までできるのはありがたい。終わってみるとほぼ完璧。5本指の靴下が若干怪しい乾き具合だったが車内に放置できるレベル。やはり寝る前の洗濯はしなくて正解だった。

 

着替えは一週間分あれば十分だな。少ないと洗濯する機会が増えるし、逆に多いと荷物が増えてしまう。一度に沢山洗うのは経済的かもしれないが、あまり溜め込むのは衛生的にいかがなものかと。そのあたりの価値観は人によると思いますが。

 

 

札幌を迂回するように石狩市を経由して日本海オロロンラインで留萌を目指す。今日は留萌に用事があるので。

 

途中で目に留まった高台にある雄冬岬展望台。

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道をそれて急坂を駆け上がる。駐車場から153段の階段を上がり4段降りた所にある展望台、更にその中の螺旋階段を39段上がった所で待っていた景色は… 至って普通だった。いや、むしろ北海道にしては大したこと無さ過ぎる。この展望台を作った増毛町の人は何を見せたかったんだろう、ガッカリ感が否めない。悔しいので展望台から撮った写真は見せてあげない。

 

そして留萌に到着。用があるのは留萌郵便局。手放したCB750の整備マニュアルを友達に送ってあげるのだ。旅立つ前に届けるつもりが忘れて持ってきてしまったので、せっかくだから北海道の消印でお届けして驚かそうかと考えた。函館とか稚内といったお決まりのところより、留萌が一番「おっ!」って反応してくれるような気がして。彼も25年前に一緒に北海道を走った仲間なのです。これでもう思い残す事は無くなった。

 

 

そのまま留萌に居座って夕陽を拝むつもりだったが、週末だからか海岸線は人が多い。しかも今日は風が強くて波飛沫が舞っているのでやめといた。ならば、多少の人出は覚悟して天気が良いうちに美瑛の丘に行こうではないか。

 

ということで美瑛駅に到着。滝川市を通って富良野経由で行こうと思ってたのに、道を間違えて旭川経由で来た。富良野は絶対観光客多そうだから、まあいいか。

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懐かしい。石造りの駅舎は25年前と変わらず。

 

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あの時は前日に函館〜旭川を半日で走破した疲れのせいか、体調を崩してしまって午前中は待合室のベンチで寝る羽目になった。たぶんベンチは新しくなってるのだろうが、雰囲気は昔のままだ。

 

そして美瑛の丘。

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スマホのカメラじゃ伝わらないな。でも好天に恵まれて良かった。パノラマで撮れば良かったんだと気付いたが後の祭り。でも、北海道らしさは十分満喫した。

 

ちょっと気になったのが観光客の駐車マナーの悪さ。景色が良い場所は路駐が多くて、ひどい所は細い道に十台近くの車が連なっていた。いきなり目の前で停まって写真撮りだす奴とかいたし。圧倒的に札幌ナンバーが多かったが、夏休みに入って本州からも人が押し寄せるとこんなもんじゃないんだろうな。

 

 

少しシラけたところで作戦会議。明日は稚内を目指そうと思うので何処で寝ようかと。夕凪に淡い期待を込めて留萌に戻るか、このまま内陸を北上して星を眺めるか…。江差で肉眼でも薄っすらとみえた天の川を拝んでみようと思い、名寄を目指すことにする。途中に何箇所か道の駅があるので、その場その場で状況を見ながら決めようかと。

 

途中のコンビニで買い物して、ついでに一服しながら周辺情報を検索。少し西に向かった山あいに道の駅『森と湖の里ほろかない』があることを知り、そちらで一夜を明かすことにした。今日はあまり移動してない感覚だったが、なんだかんだで400km超え。すっかり慣れたつもりでもハイスピードドライブは目とか神経が疲れる。天の川とか言いながら、気付いたら朝だったりして…

 

7日目の移動距離 : 428.6km

走行距離トータル : 2,314.9km