チョリンの日記

思い立ったが吉日

13日目 ダルダルな消化試合

また夜中に目が覚めた。お腹の調子がよろしくない。出発早々に次の道の駅に寄るハメになった。『むかわ四季の館』は駐車場も広くて設備も綺麗。温泉もあって、しかも朝風呂まで入れる。ただし朝風呂は5〜7時だけで、受付は6時半まで。こっちの方が良かったかな。

 

襟裳岬を過ぎてからやっつけ仕事的な雰囲気が出てきたので、ここは海岸線を走るだけじゃなく内陸の占冠や夕張まで足を伸ばそうかと。とりあえず最終的には函館まで行って北海道一周は成し遂げる。…つもり。函館山からの夜景で締めくくるのも悪くない。ただ、飽きてきて苫小牧あたりからフェリーに乗りたくならなければいいんだが。

 

 

鵡川から川沿いの道道を走って占冠村を経てから夕張市へ。かつて前代未聞の財政破綻した街は今も活気が無い。夏休みで連休だというのに観光客はほとんどいないし、観光客を誘致するような取り組みも行われている様子はなかった。そもそも人影がないし、曇天も手伝ってか暗いイメージが拭えない。唯一、歩道橋に書かれていた『スポーツ交流の街 夕張市』の文字が「あー、なんかやり始めてるんだなー」と思わせてくれる。

 

夕張市から峠を越えて隣の栗山町に入るとなだらかな丘陵地に畑が広がる。天気も晴れて夕張とは180°イメージが変わった。フト「もう富良野に近いのかな?」なんて思ったが、地図を見たら富良野夕張市の反対側だ。ちっ。

 

そのまま岩見沢から国道12号線に入り、美唄市を北上する。ここには日本一長い直線道路がある。30kmくらいだったかな? …っていうか、実は知らずに来てたまたまそういう看板を発見した。交通量が多く平坦な道なので走っててもあまり面白くない。ずっと北上を続けると滝川を経由して旭川か留萌に出てしまう。二周目に突入するのもアレなので適当にUターンして札幌方面へ向うことにした。

 

ただ戻っても面白くないので国道の西側を並走する道道921号線を南下。こちらもずーっと真っ直ぐな道。車が全然走ってない。しかも両側に畑が広がっている。街中を走る幹線道路みたいな12号線より100倍気持ちいいじゃないか。ただ、道は真っ直ぐでも『止まれ』や路面のギャップがあるので要注意。

 

国道12号線に戻ったところに健康ランドを発見。まだ午後の早い時間だけど、体調もイマイチなのでゆっくり休んでいくことにした。なんか今日はダルダル。風邪でもひいたかな?

 

 

寝たのか寝てないのかわからないくらいに寝っ転がってから健康ランドを後にした。苫小牧方面に向かって道の駅『サーモンパーク千歳』に向かう。ここは北海道で一番トイレが綺麗と噂の道の駅。行ってみるとほぼ満車状態で、ソーシャルディスタンスどころではない賑わい方だった。トイレを見るまでもなく駐車場内を素通りして次の道の駅『ウトナイ湖』へ。

 

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ウトナイ湖』自体は雰囲気のある落ち着いた道の駅。到着すると一番良さそうな場所がポツンと空いている。今日一のラッキーだったかもしれない。

 

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建物の裏は徒歩0分でウトナイ湖。出口の脇には芝生にベンチと、自然豊かで憩いの場そのもの。

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問題は立地だな。場所は新千歳空港の南側で、滑走路のほぼ延長線上にある。この時期の風向きだと離陸機が頭上を飛ぶことになるのかな? 更に、苫小牧経由で札幌と室蘭を結ぶ国道36号線の直線部分に面していることもあり、交通量や騒音はそれ相応。今日は戦闘機が飛んでないだけマシな方らしい。国道を渡ったすぐ向かいにローソンがあるのは便利だけどね。

 

結局今日はウトナイ湖しか写真撮らなかったな。そんなに良いルートではなかったか。あとは、そろそろ帰りのフェリーの事を考えないと。台風に発達しそうな熱帯低気圧がこちらに向かってくるので、あまりノンビリしていられない。ルート検索してみると、内陸に寄り道しないで海沿いを走れば函館港まで350km。もう明日中に函館入り可能な圏内にいる。

 

13日目の移動距離 : 373.6km

走行距離トータル : 4,767.1km