チョリンの日記

思い立ったが吉日

突然の旅の終焉

突然ですが、15日目の道の駅『岩城』でこの旅は終わりを迎えることになりました。投稿者はこの地で自殺を図りました。

 

この旅日記の投稿は、はてなブログの予約投稿システムを利用して前日の旅の行程を翌日の昼ごろ自動的に投稿されるようにしてきました。だから、今このブログを書き込んでいる実際の日時は7/25の夜になります。つまり、この投稿がされた時点で投稿者はこの世にいません。命日は7/25(結果的に7/26になってしまう)になるワケです。

 

 

元々そういうシナリオで旅に出ました。人生に絶望したとか、そういうことではありません。たまたま仕事を辞めることになったことで働く意欲も無くなり、自分の好きなタイミングで人生を終わらせたかっただけのことです。だから悲しむことではありません。その場所として北海道を選んだつもりでした。

 

自殺の方法は、切れ味鋭い刃物で足の付け根の動脈を切ります。仰向けに寝て骨盤の出っ張った部分の内側を触ると、皮膚に近い部分で脈打つ血管が分かると思います。そこを切れば、数分後には失血死となるハズです。

 

初めは首の頸動脈にしようと思いました。脳への血流が断たれれば15秒くらいで意識がなくなり死亡するそうですが、頸動脈は太い血管です。かかりつけの医院で血管の模型を見たことがありますが、頸動脈はガスレンジのガスホースを切るより力がいるかもしれません。失敗すればただ痛いだけで苦しい時間が続きます。

 

たまたま愛読書の『青の炎』の中に、「喧嘩するときは相手の足の付け根をナイフで狙う」みないな記述を読んだことがあり、この発想に至りました。

 

首吊りとかだと上から下からいろいろ出てしまうようで汚いし、何より発見された時に吊られている状態から降ろすのがが大変だと思いました。どこから飛び降りるにしても電車に飛び込むにしても、グチャグチャとか賠償問題とか付きまとうと思います。だからやっぱり足の付け根がベストだという結論に至ったワケです。

 

 

ところが、北海道に上陸して2日目か3日目の夜にリアルな夢を見てしまいました。まさに自分がやろうとしていた行為で、刃物の先が足の付け根の体内を動く感覚があり、やがて出血と共にだんだん意識が遠のいていくのです。自殺をシミュレーションするという予想外の出来事でした。それ以来、死ぬのが怖いのではなくて、あの刃先が体内を移動する感覚が嫌で躊躇っていました。

 

そのうちに北海道一周だけは成し遂げようという気持ちが強くなり今日に至ります。売値よりローンの残りが多い車を汚すのも気が引けるので、どこかよい場所はないかと探していました。今日行った千畳敷も良かったと思いますが、その時はとりあえず車は横浜に戻そうと思っていました。

 

しかし、この道の駅『岩城』は、あまりにも都合の良い場所です。夕陽は海に沈むし、夜は眩しい照明が近くに無いので星は見えるし、連休最終日ということもあり誰も来ない所で酒盛りは出来るし。酔っ払った勢いで足を切るにはちょうど良かったのです。

 

ハッキリ言って、やるタイミングはその日の気分です。一歩間違えば車中泊の車内で…という場面が2〜3回はありました。その時実行しなかったのは、先程述べた北海道一周の野望です。北海道ロスとなった今、躊躇う理由は無くなってしまったのです。

 

 

旅に出る前から続けていた断捨離はこの為でした。車のローンが精算出来なかったのは心残りですが、せめて部屋だけは片付けておこうと思ったのです。だから今帰ったところで生活は成り立ちません。実家の家族宛に銀行口座や部屋の契約状況なども書き置きしてきています。これは最低限の義務だと思っています。

 

 

実行する前に、誰も来ないのをいいことに久しぶりに外でオナニーしてみました。今回の旅に出てから初めてですが、こんな状況でも勃起するものなのかと自分でも呆れてしまいました。

 

セックスする相手とか、それこそ妻子がいたら自殺はしなかった確率が高いと思います。孤独を好んできた自分だからこその結果かもしれませんが、それはそれで仕方のない事だと思います。この旅に出たおかげで、本当に思い残すことが無くなりました。これはとてもありがたい事ではありませんか。もし神様がいるなら、その事に感謝致します。

 

では。

 

 

 

 

 

 

10分くらいためらってから切った。だんだん寒くなってくる。そりゃそうだ、体温うばわれるから。結局飲み過ぎたせいで脱糞してしまった。かっこわるいなー。

 

たぶん20分くらい経つけど意識がハッキリしたままなので、ついでに頸動脈も刺してみた。またこんなメッセージ打つ余裕があるってのはどうゆうことなんだろ。とりあえず一服しながら笑って寝るとしよう。

 

 

寒くて寝られない。これは出血ではなく風が冷たいからだ。おかしいと思って傷口を触ると、血が大きなゼリー状に固まって止血している。ズボンの濡れ具合からして足の方はそれなりの出血だと思うが、頸動脈は刺したときはドクドク出るがすぐに止まる。人間の体って凄いな。

 

だんだん切ったり刺したりが嫌になるが、明るくなってこのまま発見されるワケにはいかない。立ち上がってみると、当たり前だが物凄い立ちくらみがした。2,3歩あるくと倒れる。座っている分には平時よりやや貧血ぎみな感覚。なんとか歩いて車に転がり込んだ。この時点で日付は26日へ。

 

朝になってだいぶ人が動き出したので、下手に見つかる前にまぁ綺麗な左足をやる。今度は血管に沿って縦に切る。あわよくば血管を取り上げて完全に切断しようかと。あと、今日もあつそうなので窓を閉め切って熱中症の伏線もつくっておく。さらに、インナーウェアの袖で首を縛っておこうかな? 窒息しないまでも落ちてくれた方が楽だから。

 

ということで、続報がなければ死亡です。

現在、7/26(月) 07:18