チョリンの日記

思い立ったが吉日

必要悪

スポーツ振興くじにバスケットのBリーグも加わるんだとか。そんな話を聞いて、ふとIR統合型リゾートの話を思い出した。宝くじや公営ギャンブルの収益は公共的なサービスに使われている。その割合とか金額は知らないが、健康診断のときのレントゲン車などにケイリンのロゴが描かれていたりするのがいい例で、ギャンブルをやらない人も目に見えた恩恵を受けている。それなのに、カジノとなると反対多数のような報道が見受けられるのは何故だろう。

 

たしか法案が強行採決されたんだと記憶しているが、そういう背景があるにしろカジノ=ギャンブル依存症とか治安悪化といった発想は違う気がする。カジノじゃなくてもギャンブルに依存する人はいるだから。むしろIRによる税収面等のメリットの方が大きいんじゃないかなぁ…。反対派の人の多くは自分が住んでいる地域に誘致されることが嫌なのであって、遠く離れた場所だったら無関心なんじゃないだろうか。

 

もっと話を広げてしまえば、核のゴミの最終処分場なんかも同じだと思う。原発の賛否はともかく、そこで発電された電気の恩恵を受けておいて処分場だけは誰もが絶対反対する。どちらもある意味で必要悪なのかもしれない。

 

最終処分場に関してはもう一つ意見を言わせてもらいたい。日本国内で整備を進めるとしたら、やはり地下深くに処分施設を造ることになるんだろう。となれば、処分場に適した場所は活断層など無く強固な岩盤でなければならない。つまり、調査の結果が適した場所ということになれば、それは国から安全な場所としてのお墨付きを受けたも同然ということになる。文献調査に名乗りを上げた北海道の寿都町はなかなか賢いと思えるな。処分場を造るか否かは別として、適していればそのお墨付きを貰えるし、不適当となれば当然処分場は造られない。それでいてどちらにしろ莫大なお金も貰えるのだから。いずれにせよ最終処分場は何処かに造らなきゃならんのだよ。