チョリンの日記

思い立ったが吉日

ポロとダハ

双眼鏡が欲しくなった。前にどこかで貰った小さな双眼鏡、見にくくてだいぶ古かったので年末に捨ててしまった。無きゃ無いで困りはしないが、いざ無くなってみると欲しくなる。これは性なのか…

 

買うにしても、数千円から20万円以上するものまで様々。倍率もいろいろあって何を選べば良いか全く判らない。趣味でデジタル一眼レフカメラを持っているので、レンズがデカい方が良く見えるだろうとか、レンズのコーティングによって性能が変わるって事はなんとなく想像できるが。まあ、双眼鏡に至ってはその程度の知識しかなかった。倍率や用途についてはネットで調べればすぐに理解できたが、ポロタイプとダハタイプの二種類あるというのは今回初めて知った。

 

ポロプリズムとダハプリズムと言った方が良いのかな。接眼レンズより対物レンズが外側に出ている昔ながらの形をした双眼鏡がポロ。接眼レンズと対物レンズが真っ直ぐで筒が二つ並んでいるような形のがダハ。コンパクトなポロには対物レンズの方が内側に入っているものもある。まあ、とにかく、真っ直ぐなのがダハで、それ以外がポロだと思っていい。同じ倍率で同じ口径なら当然ダハの方がコンパクト。

 

コンパクトって、そんなに大事か? …と思ってしまった。

 

ポロプリズムは透過率が100%なのに対し、ダハプリズムには光の損失があるらしい。特殊なコーティングを高精度に施すことで99%以上になるらしいが、そういうものが20万円以上する双眼鏡だ。スタンダードなタイプのダハは透過率90%強といったところ。約一割の光を損失してまでもコンパクトさが大事だとは思えないんだけどなぁ。それに対物レンズの口径が大きくなると、やはりダハとはいえ双眼鏡自体はデカくなるワケだし。

 

倍率と口径で決まる双眼鏡の “明るさ” や、実際の解像度に影響するコーティングの種類。諸々の条件から同等の性能と思われる双眼鏡を比べてみると、ダハはポロの倍以上の値段がするような気がする。だったら、ダハタイプの双眼鏡で何を選ぼうか迷うくらいならポロタイプを用途別に二つ買って使い分ける方が賢いよな。

 

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マジで二つ買うかは別として…