チョリンの日記

思い立ったが吉日

ナビの弊害

コロナの影響で物量減となったおかげで稼働台数が減っていて、普段行かないところに行かされたりする。弱小下請け運送会社の辛いところだが、そんな事にねをあげる後輩が出てきた。仕事内容はむしろ楽になっているので給料の心配をしてるのかと思ったらそうではない。行ったことがない配送先が心配だとか道が分からなくてプレッシャーを感じるとか、どうもそういうことが理由らしい。なんじゃそりゃ? 昨日今日走り始めたばかりの素人じゃあるまいし。そういえば、後輩が以前言っていたことを思い出した…

 

「ナビがないと走れない」

 

カーナビって便利だよね。ナビは拡大すれば細かいところまでよく判るけど、意外と縮小して広範囲を見る人は少ないかもしれない。カーナビが無い頃はみんな地図を見ながら走ってた。地図なら広範囲の位置関係も一目瞭然。少し詳細な地図になると、その東西は左右のページをめくると繋がっているとか、南北は少し飛んだページに繋がっているとか、調べているうちになんとなくは位置関係が把握できた。ナビ世代の人はそれができないから不安になるんじゃないかな?

 

それに、ナビと地図の決定的な違いは色使いだと思う。少し古いナビだとどの道も同じ色だったり、高速と国道だけ色が付いていたりする。たいていの道路地図(ロードマップ)は国道が赤、県道は緑、その他は黄色、みたいな色分けがされている。トラックにも大小いろいろあるけれど、だいたい赤か緑の道なら安心して走ることができた。

 

カーナビでルート検索して案内してもらえば分かりやすいし早く到着できる。でも、頼り過ぎると道は覚えない。だからナビが無い車に乗ると走れなくなる。事故で通行止めだったり渋滞回避するにも位置関係を把握してないから迂回できない。つまり応用がきかないということか。道は走って覚えるもの。走らされてるうちはプロとは言えないな。これはやはり意識の問題だ。プロ意識、しっかり持とうぜ!

 

…なんて "ゆとり世代" に言っても通じないか。