チョリンの日記

思い立ったが吉日

PENTAXレンズの不具合

STAY HOME 週間。暇だから、今まで使ってきたレンズで実際に経験したり見聞きしたことのある不具合とそのレンズの評価をまとめてみた。評価はあくまでも個人的な感想。

 

smc PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF] SDM

(オートフォーカス作動不良)

ペンタックスユーザーにはある意味有名なSDMの不具合。結果的にオートフォーカスが作動しなくなる。これには前兆があって、電源を入れて最初の一発目が反応しない。あれっ?と思って何度かAF押してるうちにいつの間にか動き出す。動いたとしても妙に遅かったり。しばらく問題なかったりするが、再発してそのうち全く反応しなくなる。修理後にまた症状が再発するケースも少なくないらしい。でも、写りは素晴らしい。描写力かつ味がある好きなレンズ。個人的にはスターレンズというより高解像なリミテッドだと思っている。風景撮影で三脚使用が多かったから実はそれほど不便ではなかったが、K-1導入とともに手放した。

 

smc PENTAX-DA★55mmF1.4 SDM

(オートフォーカス作動不良)

これはDA★16-50と全く同じ。たぶん同じSDMなんだろうな、いろんな意味で。オークションのジャンク扱いとかネットショップの難有り品を購入して、修理のついでにレンズもクリーニングしてもらうと結果的に良い玉が安く手に入ったりする。K-1では絞り開放時の周辺減光が強めな印象だが、絞れば問題なく使える。開放のカミソリピントとか言われるけどあまり気にしたことはない。エアロブライトコーティングの恩恵を感じる一本、ヌケが良いとはこういうコトか…を実感できた。大きさとフードの形状も好きなレンズ。

 

smc PENTAX-FA 77mmF1.8 Limited

(焦点リング作動不良)

ある日突然焦点リングが回らなくなる。どこかに引っかかってる感じで、ある部分から先が回らない。他では聞いたことのない不具合だが、これは過去に二回(二本)経験しているので偶然とは思えない。一本目はネットショップで買った中古美品。届いて喜こんでいたら無限遠から可動範囲の1/5くらいしか回らない。力任せに回すと動いてくれたが、何やら異音がし始めてまた回らなくなった。中で何かが引っかかっている感じ。返品交換してもらった別の個体を使っていたが、ある時防湿庫から出したらいつの間にか動かなくなっていた。やはり無限遠から少ししか回らない。無限遠から…というのは、保管中は筐筒を短くして無限遠になっているから。近距離にして筐筒が伸びていても同じことが起こるのかは不明。結局これも手放す羽目に。FAリミテッドならではというレンズだったので非常に残念。ホントに残念。

 

smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR

(絞りレバー作動不良)

レンズを清掃中に気付いた不具合で、マウント側の絞りレバーが重い。サクサク動くのではなく粘り気を感じる手応え。手を離すとすぐに戻らないというほどではない。いつからこうなっていたのか分からないが、それまで撮影した画像に違和感はない。念のため点検に出したら「絞り制御が正しくされない」というメーカーの回答で結局有償修理をした。時を同じくしてネットショップの難有り品に同じ症状のものがいくつか売られていたが、その後見かけなくなった。意外と気付かずに使い続けている人も多いのでは? シャープな描写から柔らかな描写まで幅広い表現ができて、見た目も大きさも使い勝手も良いレンズだったと思う。一代前のクランプ付きに落ち着いたが、結局それも手放してしまった。タムキュー買おうか只今検討中。

 

 

もっと古いレンズだとFA135mmF2.8とか。不具合ではないけど、焦点リングがガタガタになったりして撮っていて楽しくないものもあった。あれって、よく考えるとAPS-Cで使えばニーニッパだったんだな。フルサイズ対応の135mm単焦点とか出してくれないかな? 今のペンタ… リコーには期待できないか。それに、出してくれても気軽に買える価格ではないのは必至だし。