チョリンの日記

思い立ったが吉日

4日目 目指すは下北半島

ダム湖周辺は無風状態で気温のワリに寝苦しい夜だった。星もほとんど見られず残念。にしても、山間部の朝はやはり清々しい。今日は盛岡方面を経由して4号線を北上しようと思う。とりあえず今のところは下北半島を目指すことにした。この旅で初めて目的地を決めてからの出発となる。

 

スタートしていきなり細い林道の県道43号。日陰は路面にうっすら苔が生えてる様なすれ違い困難な道。ほとんど通行量が無さそうなので対向車の心配は無かったが、途中の長野峠に工場現場があった。嫌な予感がしてゆっくり下っていると案の定大型トラックと鉢合わせ。すかさず100mほどバックして道を譲ってあげた。急な上りで荷を積んだトラックを停めさせるのもアレなのでね。

 

盛岡中心部を迂回するようにして4号線に出る。いくら岩手でもさすがに朝の大都市部は混むでしょ。そこからはただただ国道の流れに乗る。ここまでいろいろな道を走って来たが何となく役割分担が見えてきた。4号線は内陸の幹線道路でただ距離を稼ぐのみ。山間部のワインディングは楽しく走れるし、海沿いの道では景色が気分をリフレッシュしてくれる。ただし、福島県に入って以降はどこを走ってもペースが速い。後続車がいなくても、追いつかれないようにと後ろばかり気にしてしまう。

 

 

その後、一戸、二戸、三戸、五戸、六戸と順番に回ってから三沢を抜けて太平洋側に出た。なんで四戸が無いのかは先日NHKの『日本人のおなまえ』で観たけど忘れてしまった。あの番組面白い。

 

で、三沢に入ってから急に北海道っぽい雰囲気がし始める。街中もまた然り。前後を走る車のペースも一段と上がった。ちょっと速すぎやしませんかねぇ。所々湿原ぽさを感じさせる六ヶ所村まで行ったら、原発の脇を通って陸奥湾側へ半島を横断。あいにくガスっていたが風力発電の風車が乱立するエリアは走っていて気持ち良い。この辺りは富良野とか美瑛を走ってる気分にさせてくれる。

 

そして立ち寄ったのは前々から行ってみたかった横浜町。(神奈川の)横浜生まれ横浜育ちのハマっ子としてはやはり親近感を覚える。

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小さい横浜駅だなぁ。

 

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ついでに、横浜ナンバーで横浜郵便局に寄ったりして。近くの道の駅『よこはま』にも行ってみたけど、意外と誰も横浜ナンバーに気付いてくれない。当たり前か。ちょうどここでガソリンの残りが二目盛になったので、仙台以来2回目の給油。550kmも走ってくれて燃費は19.3km/Lとありがたい結果になった。

 

 

横浜町を出て北上するも、一般道を高速道路みたいなペースで走る流れに嫌気がさして再び半島を横断して太平洋側へ。ちょうど東通原発のあたりに出た。本日二つ目の原発。せっかくなので下北半島の北東の先端にある尻屋崎を目指す。地図で端っこの尖った部分は何故か行きたくなる習性。

 

尻屋崎灯台の入口に着くとゲートで封鎖…

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と思ったら自動ドアならぬ自動ゲートだった。

 

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これはゲート脇の看板の地図だが、来る途中に通った県道248号が凄かった。大型トラックでも広く感じるであろう道幅で、平坦かやや下り勾配が多い道。路面もフラット。その環境でストレートと超高速コーナーが繰り返され、しかも交通量はほぼ皆無。自ずとペースは上がるわな。まるでゲームの世界を走っている気分だった。調子こいてると痛い目に遭いそうなS字が連続して2箇所あったことは書き留めておかねば。

 

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灯台はね、最果て感が漂う寂しい場所でした。

 

 

さて、そろそろ今夜の寝所を決めねば。下北半島には道の駅があまりないので、近くに温泉がある道の駅『わきのさわ』に決定。半島の北東の端から南西の端まで走ることになる。地図で見比べてみると下北半島だけでも神奈川県よりデカい気がする。時間的にも厳しくなってきたので本州最北端の大間崎は翌日に持ち越すことにした。

 

気にしていたのは温泉の営業時間。途中で調べてみたら、なんと今日は休館日ではないか。早めに気づいて良かった。一番近くにあるスパ・ウッド観光ホテルというところへ行ってみると、入浴だけでも大丈夫とのこと。今日はガンガン走って疲れたので温泉はかかせない。

 

4日目の移動距離 : 390.5km

走行距離トータル : 1,150.8km